環境保全の主な取り組み
シマダヤグループでは、食品メーカーの責務として商品開発からお客様のお手元に届くまでの各過程で環境に配慮した取り組みを行っています。
省エネ・省資源
グループ工場におけるエネルギー使用量の削減
シマダヤグループ工場では、めんを生産するために必要な電気やガスの削減に取り組んでいます。
ボイラー燃料の削減
シマダヤグループ工場では、めんをゆでるために必要なお湯をボイラーを用いて沸かしています。ボイラーは都市ガス・天然ガス・重油などの燃料を使用しており、これらの燃料の使用量を削減するために、使用方法の見直しや従業員の教育・訓練などを行っています。また、重油から都市ガス・天然ガスへの転換や、廃熱回収装置による廃熱の有効活用を行っています。
太陽光発電システムの導入
シマダヤグループ工場では太陽光発電システムを順次導入し、再生可能エネルギーの活用により、電気使用量及びCO₂排出量の削減に取り組んでいます。
<導入工場(2024年6月時点)>
シマダヤ関東㈱東京工場・群馬工場・前橋工場・埼玉工場
輸配送の効率化
シマダヤでは、物流段階でのCO₂排出量削減の為、輸配送の効率化に取り組んでいます。工場から物流センターへの輸送では、大型車両の使用を推進し輸送回数を削減、物流センターから各地域の物流拠点間は積載量を平準化し、増便を抑制しています。また、工場からお取引先様の物流拠点へ直送し、工場から物流拠点間の輸送を省略することで効率化を実施しています。
エコドライブの推進
シマダヤでは、営業活動における環境負荷低減として、発進時のふんわりアクセルスタートや、一定速度での運転等、エコドライブを実践しています。
また、ドライブレコーダー付テレマティクスを導入し、速度超過・急加速・急減速や長時間アイドリング等があった場合は是正を促し、燃費向上に努めています。更に、公共交通機関を利用した営業活動の促進や、ハイブリッドカー・低燃費車の導入により、ガソリン使用量を削減する取り組みを推進しています。
包装資材の環境負荷低減
プラスチック使用量の削減
包装に使用しているプラスチックトレーについて、可能な限り薄い素材への変更や、プラスチックトレーを使用しない包装形態へ移行していくことで、プラスチック使用量の削減に取り組んでいます。
バイオマスインキの使用
商品パッケージのインキの一部を、「バイオマスインキ」に切り替えています。「バイオマスインキ」は、再生可能な植物由来の原料を用いたインキで、石油資源の節約とCO₂排出量の削減に繋がります。
食品ロスの削減
サプライチェーンの各段階でさまざまな工夫を重ね、グループ内で連携し、食品ロス削減に取り組んでいます。
廃棄麺の削減
シマダヤグループ工場では、製造ラインからの落下や、製品重量の過不足、包装不良など製品にはできず廃棄となるめんが発生します。無駄な廃棄麺が発生しないよう各工場において、目標を立て、製造ラインのメンテナンス等を行っています。また、過剰生産・過剰在庫を抑制するために生産管理部門と営業部門が連携し、生産計画と対策を立てています。
賞味期間の延長
ご家庭や店舗での賞味期限切れによる食品ロスを低減するため、商品の賞味期間延長に取り組んでいます。
また、冷凍めんは賞味期限を年月表示に切り替えています。
(2024年3月~ 一例)
「もみ打ち」生冷し中華シリーズ
21日間→40日間
「もみ打ち」ざる麺シリーズ
30日間→40日間
「時計台」らーめんシリーズ
30日間→40日間
製品廃棄の削減
(イメージ)
お取引先様の展示会における商品見本を、現物から写真や食品サンプルに切り替え製品廃棄を削減しています。また、お客様への試食等に使用する商品サンプルの適切な数量管理により廃棄削減に努めています。
食品リサイクル
やむを得ず発生してしまった廃棄麺は、主に飼料としてリサイクルに出し、豚のエサなどに利用されています。他にメタンガスの原料に利用され、一部、熱回収も実施しています。
水資源の保全
シマダヤグループ工場ではめんを生産するために、めんをゆでる水や冷すための水、機械を洗浄するための水などが必要になります。工場で発生するこれらの廃水は、排水処理施設で浄化し、可能な限り環境負荷を抑えてから排出しています。法令で定められた排水基準をクリアするため、温度やpH値等を毎日計測し水質を管理しています。